03-6380-4642
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10松山ビル2階
診療時間:11:00~20:00
免疫力の関与する衛気(えき)の巡りをよくするツボ【大椎穴】
今回もあまり知られていないが実はスゴイ!! 東洋医学の少しマニアックな知識をお届けします。
まず
●衛気(えき)とは?
皮膚や鼻・気管支などの粘膜細胞を強化して免疫力を整え、外的刺激から体を守ることです。
コロナウイルス(COVID-19)対策の1つとして、読んでもらえると嬉しいです。
それでは免疫力に関与する大椎(だいつい)について書いていきます。
【大椎のツボの位置】
首の下端と第7頸椎のくぼみにあります。 突出している骨が明らかでない場合は患者に首を動かしてもらい、動かない骨の関節が最初の胸椎であり、肩とほぼ同じ高さになります
【背部の筋肉】
腰背筋膜、上脊髄靭帯、および棘間靭帯には、横頸動脈の枝、皮下脊髄静脈叢、および第8頸神経の内側枝があります。
【流注】
「りゅちゅう」と読みます。
「大椎」は督脈にあります。
督脈は胞中(小骨盤腔)に起こり、会陰部に出て、後正中線上を鼻骨先端から腰部、背部、後頸部と上り、外後頭隆起直下[風府]に至り脳に入ります。
さらに後部正中を通り、頭頂部[百会]に上り、顔面部正中を経て、上歯齦、上唇小帯の接合部[齦交]に終わります。
【大椎の効果】
・風邪、発熱、
・湿疹、にきび、吹き出もの(「肺兪」と組み合わせると効果的)
・首から肩にかけてこわばり
・全身の疲れ、冷え(「至陽」、「命門」、「気海」と組み合わせると効果的)
【作用機序】
1.「風邪は百病のはじめなり」と東洋医学では言います。いわば風邪(かぜ)は万病の元というわけです。
2.東洋医学では風邪を風(ふう)の邪(じゃ)と捉え、身体を犯す原因とみなします。
3.身体のバリア機能が低下すると「風の邪」は容易にバリアを通過して体内に侵入します。➡その代表「風邪」です。
4.体表のバリア機能を司っているのが、体表をめぐる衛気(えき)です。
5.衛気は身体を衛(まも)る陽気のことで、様々な外邪から身体を防御する働きをしています。
6.この衛気の巡りをよくするツボが「大椎」です。
ここで大椎に辿り着きます。
続きはこちら
7.「大椎」は、第7頸椎(けいつい)と第1胸椎の棘突起(きょくとっき)の間にあります。
8.首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨があります。それが第7頸椎の棘突起です。
9.「大椎」の「大」は文字どおり大きいという意、「椎」は椎骨の意、つまり大椎は大きな椎骨のことで、第7頸椎を指します。
10.大椎は手足の陽経(ようけい)が交わることから体表の機能を高める効果があるとされています。
11.風邪(かぜ)から体を守るには体表を流れる衛気が充実していることが大切で、それには「大椎」のお灸が効果的です。
12.風邪を引きやすい方、あるいは風邪のひきがけで寒気がするような場合は「大椎」の温灸が良いでしょう。
《他のツボとの組み合わせ》
・手の三陽経と足の三陽経は「大椎」で交会するため,「大椎」は壮陽・温陽の効果があります。
・さらに「陽気が至るところ」と書く「至陽」が第7胸椎棘突起下の陥凹部にあります。
・横隔膜に相当する場所で,上焦と中焦の境界にあることから,上焦と中焦の陽気が集まり,壮陽の効果があります。
・さらに下へ行くと「命門」があります。「命門」は第2腰椎と第3腰椎の間にあり,腎陽の代表です。
・この3穴を組み合わせることで全身を温めることができます。
・さらに少陰腎経の滎火穴である「然谷」も温腎壮火の効果があります。
・また「元気の元」である「気海」をくわえると全身の血行を促し体を温める効果がさらに上がります。
「大椎穴」は首の下端と第7頸椎のくぼみにあり、比較的探しやすいツボになります。
「大椎穴」にお灸をすると風邪の引き始めには特に効果があります。
またツボの場所がら首肩のこわばりにも効果がありますので是非お試しください。
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柿木園鍼灸・整体院
【住所】 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10 松山ビル2階 新宿御苑前駅から徒歩2分 新宿駅から徒歩12分
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24/08/19
24/07/06
23/05/15
23/04/17
23/02/15
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今回もあまり知られていないが実はスゴイ!!
東洋医学の少しマニアックな知識をお届けします。
まず
●衛気(えき)とは?
皮膚や鼻・気管支などの粘膜細胞を強化して免疫力を整え、外的刺激から体を守ることです。
コロナウイルス(COVID-19)対策の1つとして、読んでもらえると嬉しいです。
それでは免疫力に関与する大椎(だいつい)について書いていきます。
【大椎のツボの位置】
首の下端と第7頸椎のくぼみにあります。
突出している骨が明らかでない場合は患者に首を動かしてもらい、動かない骨の関節が最初の胸椎であり、肩とほぼ同じ高さになります
【背部の筋肉】
腰背筋膜、上脊髄靭帯、および棘間靭帯には、横頸動脈の枝、皮下脊髄静脈叢、および第8頸神経の内側枝があります。
【流注】
「りゅちゅう」と読みます。
「大椎」は督脈にあります。
督脈は胞中(小骨盤腔)に起こり、会陰部に出て、後正中線上を鼻骨先端から腰部、背部、後頸部と上り、外後頭隆起直下[風府]に至り脳に入ります。
さらに後部正中を通り、頭頂部[百会]に上り、顔面部正中を経て、上歯齦、上唇小帯の接合部[齦交]に終わります。
【大椎の効果】
・風邪、発熱、
・湿疹、にきび、吹き出もの(「肺兪」と組み合わせると効果的)
・首から肩にかけてこわばり
・全身の疲れ、冷え(「至陽」、「命門」、「気海」と組み合わせると効果的)
【作用機序】
1.「風邪は百病のはじめなり」と東洋医学では言います。いわば風邪(かぜ)は万病の元というわけです。
2.東洋医学では風邪を風(ふう)の邪(じゃ)と捉え、身体を犯す原因とみなします。
3.身体のバリア機能が低下すると「風の邪」は容易にバリアを通過して体内に侵入します。➡その代表「風邪」です。
4.体表のバリア機能を司っているのが、体表をめぐる衛気(えき)です。
5.衛気は身体を衛(まも)る陽気のことで、様々な外邪から身体を防御する働きをしています。
6.この衛気の巡りをよくするツボが「大椎」です。
ここで大椎に辿り着きます。
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7.「大椎」は、第7頸椎(けいつい)と第1胸椎の棘突起(きょくとっき)の間にあります。
8.首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨があります。それが第7頸椎の棘突起です。
9.「大椎」の「大」は文字どおり大きいという意、「椎」は椎骨の意、つまり大椎は大きな椎骨のことで、第7頸椎を指します。
10.大椎は手足の陽経(ようけい)が交わることから体表の機能を高める効果があるとされています。
11.風邪(かぜ)から体を守るには体表を流れる衛気が充実していることが大切で、それには「大椎」のお灸が効果的です。
12.風邪を引きやすい方、あるいは風邪のひきがけで寒気がするような場合は「大椎」の温灸が良いでしょう。
《他のツボとの組み合わせ》
・手の三陽経と足の三陽経は「大椎」で交会するため,「大椎」は壮陽・温陽の効果があります。
・さらに「陽気が至るところ」と書く「至陽」が第7胸椎棘突起下の陥凹部にあります。
・横隔膜に相当する場所で,上焦と中焦の境界にあることから,上焦と中焦の陽気が集まり,壮陽の効果があります。
・さらに下へ行くと「命門」があります。「命門」は第2腰椎と第3腰椎の間にあり,腎陽の代表です。
・この3穴を組み合わせることで全身を温めることができます。
・さらに少陰腎経の滎火穴である「然谷」も温腎壮火の効果があります。
・また「元気の元」である「気海」をくわえると全身の血行を促し体を温める効果がさらに上がります。
【まとめ】
「大椎穴」は首の下端と第7頸椎のくぼみにあり、比較的探しやすいツボになります。
「大椎穴」にお灸をすると風邪の引き始めには特に効果があります。
またツボの場所がら首肩のこわばりにも効果がありますので是非お試しください。
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