ストレスが慢性腰痛の原因に!?

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ストレスが慢性腰痛の原因に!?

腰痛

2021/03/19 ストレスが慢性腰痛の原因に!?

 

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腰痛が3ヶ月以上継続する場合に「慢性腰痛」と言います。

慢性腰痛では、不安やストレスなどの心理的な関与が大きいとされています。

 

慢性腰痛は、小学生から高齢者まで幅広い年代に見られます。なかでも3050歳代の働き盛りに多く、都会の事務職に多いことがわかっています。

 

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慢性腰痛は、腰の痛みを和らげる仕組みと関係があります。

腰から痛みの信号が脳に伝わると、脳からドパミンという神経伝達物質が放出され、脳内でμオピオイドという物質が多量に放出されます。

 

その結果、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが放出され、痛みの信号を脳に伝える経路が遮断されます。この仕組みによって、腰痛などの痛みが気にならなくなったり、我慢できたりするようになります。

 

しかし、ストレス、うつ、不安などを長期間感じていると、脳でドパミンが放出されにくくなって、腰痛が長引いたり、わずかな痛みでも強く感じたりするようになります。

 

 

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慢性腰痛の問題点は、悪循環が起きやすいということです。たとえば、精神的要因の有無をはっきりさせないまま腰痛の治療を繰り返していると、効果が出ないため治療への不満が増して、ストレスや不安が増えるという悪循環が起こります。

 

 

 

 

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慢性腰痛の治療で2つの重要なこと

 

①考え方を見直す

1つ目は、慢性腰痛の治療法の基本の1つが、悪循環の原因となる考え方の見直しです。

100点か0点」ではなく「ほどほどでOK」

 

たとえば、腰痛で家事ができなくて困っていたなら、「腰痛でまったく家事ができないから、もうだめだ」と考えるのではなく、「腰痛はあるけれど、これだけ家事ができた」と考え方を変えてみることで、ストレスなどの悪循環を断ち切りやすくなります。

 

 

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②適度な運動や楽しいことを行う

2つ目は、日常的に適度な運動や自分が楽しいと感じることを行うことです。

脳からドパミンが放出されるため、痛みを抑える仕組みが活発になり、腰痛が軽減します。

実際に、以前犬を飼っていた患者さんが、再び犬を飼い始めたところ、毎日一緒に散歩をしたり、犬に癒やされたりしているうちに、慢性腰痛が改善したケースがあります。

 

 

 

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慢性腰痛を改善させる運動

慢性腰痛を改善するには、主に「背筋」を鍛えることが大切です。

 

①床上体反らし

1.うつ伏せになり、手は、お尻のあたりに置きましょう。

2.おなかをへこませましょう。

3.へこませたらそのまま上体を反らし、5秒間キープしましょう。

 

ポイント:

息を吐きながら行いましょう。

10回を1セットとし、1日2~3セット行いましょう。

 

 

②いす上体反らし

1.いすの背もたれに座布団などを置き、深く腰掛けます。

2.おなかをへこまして、腕を組みます。

3.お腹をへこませたまま上体を後ろに反らし、5秒間キープしましょう。

 

ポイント:

息を吐きながら行いましょう。

「背もたれつきの頑丈な椅子」「座布団もしくはクッション」を使用するとやりやすいです。

10回を1セットとし、1日2~3セット行いましょう。

 

 

 

 

 

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