冷え性必見!お風呂の医学的効果

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冷え性必見!お風呂の医学的効果

日常での東洋医学の活用法

2019/11/28 冷え性必見!お風呂の医学的効果

季節は冬。

日が暮れるのも早くなり、肌寒い日が多くなってきました。

 

東京の11月の平均気温は14.7℃。

12月は例年、8℃前後になります。

 

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気温の低下とともに、増えだすのが

「冷え性」「風邪」などです。

これらは主に、体温の低下による免疫低下や血流の滞りに

よるものです。

 

そして、今回のテーマである「お風呂の割合」も増えていきます。

ある調査では、夏にお風呂に浸かる割合は約44.2%で

秋・冬では約68.8%というデータもあります。

約7割の方はこの時期になると、お風呂に浸かっているのですね。

 

 

「冷え性」「風邪」の対策としてもお風呂に浸かることは

効果があります。

 

では

「そもそもお風呂に入ると、カラダはどう良くなるのか」

「これからの時期はどうお風呂に入るのが医学的によいのか」

今回は2つについて考えていきます。

 

 

 

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【お風呂によるカラダの変化】

 

 

・温熱効果

 

お湯からの熱によって身体は皮膚から温まります。

ある程度の時間、温まり続けることで深部体温(内臓や

筋肉の温度)が上がります。

深部体温が上がると、体内では様々な変化が起こります。

 

 

①血圧の低下

②心拍数と心拍出量が上昇

③代謝アップ

これらは温熱により、血管が拡張することで起こります。

 

血管が拡張するということは

血管の締め付けがゆるむことなので、血管の中の圧が

弱まります。(血圧の低下)

血圧の低下が起こると、カラダは

「体内の血液が少ない!」

と錯覚をおこします。

そのために、「心拍数」「心臓の1回の拍動で出す血液量」

を増やし、体内の血液を充実させようとします。

 

その結果、血流の循環がよくなり、新鮮な酸素を含んだ血液が

筋肉に運ばれます。

そして筋肉で新鮮な血液と古い血液の入れ替えが活発に

おこなわれ、老廃物がどんどん除去されます。

 

 

この代謝が全身の筋肉などで行われることで、全身で

血流改善がおこり、古い血液や老廃物が流され

酸素を含んだ新しい血液に変わります。

そして筋肉で代謝が行われると、熱が発生しやすくなるため

冷え性が改善される効果があります。

また体温が上がることで、免疫細胞が活性化するので

風邪をひきにくくなるのです。

 

 

 

 

・水圧・浮力効果

 

お風呂に入ると大きく「ふぅ~」と息を吐きませんか。

これは水圧によってお腹が圧迫されるためです。

お腹などが圧迫されると、呼吸数が増えるため

カラダに酸素をとりこみやすくなります。

そして、温熱との相乗効果で、カラダの血液の循環が

活発になります。

また、筋肉も水圧により圧迫されるため、マッサージ

に近い効果があります。

 

そして浮力によって、普段は重力で力が入っていた

細かい筋肉の力が抜けていきます。

カラダのこわばりが徐々にやわらいでいきます。

 

 

 

・水温による自律神経の調整

 

寒くなると、カラダが震えたりします。

これは震えをおこすことで、筋肉から熱を作り出して

いるからです。

このように人のカラダは外からの温度に影響を受けます。

お風呂では、熱すぎる温度は交感神経を刺激します。

交感神経は、動物が獲物をかるようなときに働いている

自律神経です。

筋肉に力を入れ、血管を収縮し、瞳孔をひらき

いつでも素早く動けるようにするのです。

 

そのため、熱すぎるお風呂で交感神経を刺激してしまうと

余計なストレスによりカラダを疲労させてしまうのです。

逆に、ストレスのかからない温度での入浴は、副交感神経が

優位になるため、リラックス効果につながります。

 

 

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【これからの時期におすすめなお風呂の入り方】

 

 

お風呂の医学的な効果をふまえて、これからの時期おすすめの

お風呂の入り方についてです。

 

秋・冬はとにかくカラダが冷えやすくなります。

体温が下がると、免疫細胞の働きは低下し、血流は

どんどん滞っていきます。

そして「冷え性」の改善には血管を拡張させることが必要です。

体温を上げ、血流を良くしましょう。

 

 

 

「時間」について

お風呂に浸かる時間は10分~20分程度が目安です。

顔に汗がにじんでくるくらいを基準にしましょう。

10分より短いと温熱の効果が表れにくいです。

 

 

 

・「温度」について

温度は40℃に設定します。

40℃では、深部体温の上昇や血管の拡張、代謝アップ

することが実験でも確認されています。

さらに副交感神経が優位になり、筋肉がゆるみ、リラックス効果

も起こります。

40℃を超えた温度は交感神経が刺激され、かえって

疲労がたまってしまいます。

ただ人によって40℃が熱いと感じる場合には39℃で

調節しましょう。

 

 

 

・「入浴剤」について

入浴剤は身体に問題が起こらなければ、積極的に利用して

みましょう。

入浴剤に含まれるミネラルや成分は、皮膚をコーティングし

保湿効果を促します。

これにより、熱がカラダの外に逃げずらくなるため、

お風呂の温熱効果を助けます。

また、好きなにおいのする入浴剤を使うと、嗅覚を介して

脳を刺激し、副交感神経が優位に働きます。

お風呂のリラックス効果をさらに高めることができます。

せっかくなので、好きな入浴剤を見つけてみましょう。

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【番外編】<温泉のすすめ>

 

温泉は通常のお湯と違い健康によい成分がふくまれます。

温泉の観光地はもちろんですが、実は東京23区内にも

温泉は湧きでています。

 

東京都内の温泉は、ナトリウム・塩素・メタケイ酸という

成分が豊富な特徴があります。

メタケイ酸はナトリウムの1種で、肌の合成を促進し

肌あれなどを改善するという医学的効果があります。

 

さらに、弱アルカリ性の成分が多いため、皮脂などを溶かし

肌を滑らかにする成分が多いことが確認されています。

 

このような温泉成分が豊富な温水は、カラダに熱が

伝わりやすい性質があります。

水道水の温水にくらべると、約1.5倍ほどカラダが

温まりやすい効果があります。

温まりやすければ、血流も改善しやすいのです。

 

温泉を活用することで、さらにカラダは健康になり

いつもと違う景色で、気分転換すると心もリフレッシュ

できるでしょう。

 

 

 

 

 

【まとめ】

 

 

・お風呂はきちんと入ると冷え性に効果がある

・40℃で10分~20分を目安にする

・好きな入浴剤をみつけて、お風呂を楽しんでみる

・たまには温泉に行ってみる

・お風呂を活用して、心身ともにリフレッシュしよう!

 

 

 

 

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