03-6380-4642
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10松山ビル2階
診療時間:11:00~20:00
冷え性必見!お風呂の医学的効果
季節は冬。
日が暮れるのも早くなり、肌寒い日が多くなってきました。
東京の11月の平均気温は14.7℃。
12月は例年、8℃前後になります。
気温の低下とともに、増えだすのが
「冷え性」「風邪」などです。
これらは主に、体温の低下による免疫低下や血流の滞りに
よるものです。
そして、今回のテーマである「お風呂の割合」も増えていきます。
ある調査では、夏にお風呂に浸かる割合は約44.2%で
秋・冬では約68.8%というデータもあります。
約7割の方はこの時期になると、お風呂に浸かっているのですね。
「冷え性」「風邪」の対策としてもお風呂に浸かることは
効果があります。
では
「そもそもお風呂に入ると、カラダはどう良くなるのか」
「これからの時期はどうお風呂に入るのが医学的によいのか」
今回は2つについて考えていきます。
【お風呂によるカラダの変化】
・温熱効果
お湯からの熱によって身体は皮膚から温まります。
ある程度の時間、温まり続けることで深部体温(内臓や
筋肉の温度)が上がります。
深部体温が上がると、体内では様々な変化が起こります。
①血圧の低下
②心拍数と心拍出量が上昇
③代謝アップ
これらは温熱により、血管が拡張することで起こります。
血管が拡張するということは
血管の締め付けがゆるむことなので、血管の中の圧が
弱まります。(血圧の低下)
血圧の低下が起こると、カラダは
「体内の血液が少ない!」
と錯覚をおこします。
そのために、「心拍数」と「心臓の1回の拍動で出す血液量」
を増やし、体内の血液を充実させようとします。
その結果、血流の循環がよくなり、新鮮な酸素を含んだ血液が
筋肉に運ばれます。
そして筋肉で新鮮な血液と古い血液の入れ替えが活発に
おこなわれ、老廃物がどんどん除去されます。
この代謝が全身の筋肉などで行われることで、全身で
血流改善がおこり、古い血液や老廃物が流され
酸素を含んだ新しい血液に変わります。
そして筋肉で代謝が行われると、熱が発生しやすくなるため
冷え性が改善される効果があります。
また体温が上がることで、免疫細胞が活性化するので
風邪をひきにくくなるのです。
・水圧・浮力効果
お風呂に入ると大きく「ふぅ~」と息を吐きませんか。
これは水圧によってお腹が圧迫されるためです。
お腹などが圧迫されると、呼吸数が増えるため
カラダに酸素をとりこみやすくなります。
そして、温熱との相乗効果で、カラダの血液の循環が
活発になります。
また、筋肉も水圧により圧迫されるため、マッサージ
に近い効果があります。
そして浮力によって、普段は重力で力が入っていた
細かい筋肉の力が抜けていきます。
カラダのこわばりが徐々にやわらいでいきます。
・水温による自律神経の調整
寒くなると、カラダが震えたりします。
これは震えをおこすことで、筋肉から熱を作り出して
いるからです。
このように人のカラダは外からの温度に影響を受けます。
お風呂では、熱すぎる温度は交感神経を刺激します。
交感神経は、動物が獲物をかるようなときに働いている
自律神経です。
筋肉に力を入れ、血管を収縮し、瞳孔をひらき、
いつでも素早く動けるようにするのです。
そのため、熱すぎるお風呂で交感神経を刺激してしまうと
余計なストレスによりカラダを疲労させてしまうのです。
逆に、ストレスのかからない温度での入浴は、副交感神経が
優位になるため、リラックス効果につながります。
【これからの時期におすすめなお風呂の入り方】
お風呂の医学的な効果をふまえて、これからの時期おすすめの
お風呂の入り方についてです。
秋・冬はとにかくカラダが冷えやすくなります。
体温が下がると、免疫細胞の働きは低下し、血流は
どんどん滞っていきます。
そして「冷え性」の改善には血管を拡張させることが必要です。
体温を上げ、血流を良くしましょう。
・「時間」について
お風呂に浸かる時間は10分~20分程度が目安です。
顔に汗がにじんでくるくらいを基準にしましょう。
10分より短いと温熱の効果が表れにくいです。
・「温度」について
温度は40℃に設定します。
40℃では、深部体温の上昇や血管の拡張、代謝アップを
することが実験でも確認されています。
さらに副交感神経が優位になり、筋肉がゆるみ、リラックス効果
も起こります。
40℃を超えた温度は交感神経が刺激され、かえって
疲労がたまってしまいます。
ただ人によって40℃が熱いと感じる場合には39℃で
調節しましょう。
・「入浴剤」について
入浴剤は身体に問題が起こらなければ、積極的に利用して
みましょう。
入浴剤に含まれるミネラルや成分は、皮膚をコーティングし
保湿効果を促します。
これにより、熱がカラダの外に逃げずらくなるため、
お風呂の温熱効果を助けます。
また、好きなにおいのする入浴剤を使うと、嗅覚を介して
脳を刺激し、副交感神経が優位に働きます。
お風呂のリラックス効果をさらに高めることができます。
せっかくなので、好きな入浴剤を見つけてみましょう。
【番外編】<温泉のすすめ>
温泉は通常のお湯と違い健康によい成分がふくまれます。
温泉の観光地はもちろんですが、実は東京23区内にも
温泉は湧きでています。
東京都内の温泉は、ナトリウム・塩素・メタケイ酸という
成分が豊富な特徴があります。
メタケイ酸はナトリウムの1種で、肌の合成を促進し
肌あれなどを改善するという医学的効果があります。
さらに、弱アルカリ性の成分が多いため、皮脂などを溶かし
肌を滑らかにする成分が多いことが確認されています。
このような温泉成分が豊富な温水は、カラダに熱が
伝わりやすい性質があります。
水道水の温水にくらべると、約1.5倍ほどカラダが
温まりやすい効果があります。
温まりやすければ、血流も改善しやすいのです。
温泉を活用することで、さらにカラダは健康になり
いつもと違う景色で、気分転換すると心もリフレッシュ
できるでしょう。
【まとめ】
・お風呂はきちんと入ると冷え性に効果がある
・40℃で10分~20分を目安にする
・好きな入浴剤をみつけて、お風呂を楽しんでみる
・たまには温泉に行ってみる
・お風呂を活用して、心身ともにリフレッシュしよう!
24時間ネット予約はココをクリック
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柿木園鍼灸・整体院
【住所】 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-10 松山ビル2階 新宿御苑前駅から徒歩2分 新宿駅から徒歩12分
【電話番号】 03-6380-4642
【営業時間】 10:00~20:00
23/05/15
23/04/17
23/02/15
23/02/03
23/02/02
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季節は冬。
日が暮れるのも早くなり、肌寒い日が多くなってきました。
東京の11月の平均気温は14.7℃。
12月は例年、8℃前後になります。
気温の低下とともに、増えだすのが
「冷え性」「風邪」などです。
これらは主に、体温の低下による免疫低下や血流の滞りに
よるものです。
そして、今回のテーマである「お風呂の割合」も増えていきます。
ある調査では、夏にお風呂に浸かる割合は約44.2%で
秋・冬では約68.8%というデータもあります。
約7割の方はこの時期になると、お風呂に浸かっているのですね。
「冷え性」「風邪」の対策としてもお風呂に浸かることは
効果があります。
では
「そもそもお風呂に入ると、カラダはどう良くなるのか」
「これからの時期はどうお風呂に入るのが医学的によいのか」
今回は2つについて考えていきます。
【お風呂によるカラダの変化】
・温熱効果
お湯からの熱によって身体は皮膚から温まります。
ある程度の時間、温まり続けることで深部体温(内臓や
筋肉の温度)が上がります。
深部体温が上がると、体内では様々な変化が起こります。
①血圧の低下
②心拍数と心拍出量が上昇
③代謝アップ
これらは温熱により、血管が拡張することで起こります。
血管が拡張するということは
血管の締め付けがゆるむことなので、血管の中の圧が
弱まります。(血圧の低下)
血圧の低下が起こると、カラダは
「体内の血液が少ない!」
と錯覚をおこします。
そのために、「心拍数」と「心臓の1回の拍動で出す血液量」
を増やし、体内の血液を充実させようとします。
その結果、血流の循環がよくなり、新鮮な酸素を含んだ血液が
筋肉に運ばれます。
そして筋肉で新鮮な血液と古い血液の入れ替えが活発に
おこなわれ、老廃物がどんどん除去されます。
この代謝が全身の筋肉などで行われることで、全身で
血流改善がおこり、古い血液や老廃物が流され
酸素を含んだ新しい血液に変わります。
そして筋肉で代謝が行われると、熱が発生しやすくなるため
冷え性が改善される効果があります。
また体温が上がることで、免疫細胞が活性化するので
風邪をひきにくくなるのです。
・水圧・浮力効果
お風呂に入ると大きく「ふぅ~」と息を吐きませんか。
これは水圧によってお腹が圧迫されるためです。
お腹などが圧迫されると、呼吸数が増えるため
カラダに酸素をとりこみやすくなります。
そして、温熱との相乗効果で、カラダの血液の循環が
活発になります。
また、筋肉も水圧により圧迫されるため、マッサージ
に近い効果があります。
そして浮力によって、普段は重力で力が入っていた
細かい筋肉の力が抜けていきます。
カラダのこわばりが徐々にやわらいでいきます。
・水温による自律神経の調整
寒くなると、カラダが震えたりします。
これは震えをおこすことで、筋肉から熱を作り出して
いるからです。
このように人のカラダは外からの温度に影響を受けます。
お風呂では、熱すぎる温度は交感神経を刺激します。
交感神経は、動物が獲物をかるようなときに働いている
自律神経です。
筋肉に力を入れ、血管を収縮し、瞳孔をひらき、
いつでも素早く動けるようにするのです。
そのため、熱すぎるお風呂で交感神経を刺激してしまうと
余計なストレスによりカラダを疲労させてしまうのです。
逆に、ストレスのかからない温度での入浴は、副交感神経が
優位になるため、リラックス効果につながります。
【これからの時期におすすめなお風呂の入り方】
お風呂の医学的な効果をふまえて、これからの時期おすすめの
お風呂の入り方についてです。
秋・冬はとにかくカラダが冷えやすくなります。
体温が下がると、免疫細胞の働きは低下し、血流は
どんどん滞っていきます。
そして「冷え性」の改善には血管を拡張させることが必要です。
体温を上げ、血流を良くしましょう。
・「時間」について
お風呂に浸かる時間は10分~20分程度が目安です。
顔に汗がにじんでくるくらいを基準にしましょう。
10分より短いと温熱の効果が表れにくいです。
・「温度」について
温度は40℃に設定します。
40℃では、深部体温の上昇や血管の拡張、代謝アップを
することが実験でも確認されています。
さらに副交感神経が優位になり、筋肉がゆるみ、リラックス効果
も起こります。
40℃を超えた温度は交感神経が刺激され、かえって
疲労がたまってしまいます。
ただ人によって40℃が熱いと感じる場合には39℃で
調節しましょう。
・「入浴剤」について
入浴剤は身体に問題が起こらなければ、積極的に利用して
みましょう。
入浴剤に含まれるミネラルや成分は、皮膚をコーティングし
保湿効果を促します。
これにより、熱がカラダの外に逃げずらくなるため、
お風呂の温熱効果を助けます。
また、好きなにおいのする入浴剤を使うと、嗅覚を介して
脳を刺激し、副交感神経が優位に働きます。
お風呂のリラックス効果をさらに高めることができます。
せっかくなので、好きな入浴剤を見つけてみましょう。
【番外編】<温泉のすすめ>
温泉は通常のお湯と違い健康によい成分がふくまれます。
温泉の観光地はもちろんですが、実は東京23区内にも
温泉は湧きでています。
東京都内の温泉は、ナトリウム・塩素・メタケイ酸という
成分が豊富な特徴があります。
メタケイ酸はナトリウムの1種で、肌の合成を促進し
肌あれなどを改善するという医学的効果があります。
さらに、弱アルカリ性の成分が多いため、皮脂などを溶かし
肌を滑らかにする成分が多いことが確認されています。
このような温泉成分が豊富な温水は、カラダに熱が
伝わりやすい性質があります。
水道水の温水にくらべると、約1.5倍ほどカラダが
温まりやすい効果があります。
温まりやすければ、血流も改善しやすいのです。
温泉を活用することで、さらにカラダは健康になり
いつもと違う景色で、気分転換すると心もリフレッシュ
できるでしょう。
【まとめ】
・お風呂はきちんと入ると冷え性に効果がある
・40℃で10分~20分を目安にする
・好きな入浴剤をみつけて、お風呂を楽しんでみる
・たまには温泉に行ってみる
・お風呂を活用して、心身ともにリフレッシュしよう!
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