猛暑の東洋医学

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猛暑の東洋医学

日常での東洋医学の活用法

2018/07/25 猛暑の東洋医学

 

 

□熱中症における脱水と東洋医学

 

 

今年の猛暑は、熱中症に罹る人が非常に多そうです。

 

 

私たちは多量の汗をかくとき、

体内では水分代謝のバランスが崩れ電解質の乱れを来します。

電解質とはナトリウム・カリウム・塩素・マグネシウム・カリウム・リン・マンガンなどですが、

中でもナトリウム塩は水と共に移動しやすく、発汗時には多量に失います。

つまり塩の喪失が多量の発汗時に見られ、それが脱水症です。

 

脱水症は、二種類に分けられ、電解質に比べ水の喪失が多い場合(高張性型)に見られます。

これは、体液の浸透圧が高くなり多量に発汗して水分の補給がない時に現れます。

日常的には、炎天下で運動して水の補給をしなかった時に見られます。

 

 

もう一つは発汗時に多量の水を飲んだ場合に起こる脱水症状です。

これを低張性脱水症と呼びます。

 

細胞外液の浸透圧が低下し、細胞内の浸透圧が高いため、

水分が細胞内に移動し、細胞外液は著しく減少します。

このため循環血液量が減り心機能が低下します。

 

 

脱水症は高度になると若い元気な人でも命を落とすことがあります。

 

水の保持機能に衰えのある高齢者や、

口渇を訴えられない幼児が特に脱水症に対する注意が必要です。

 

脱水症は軽度の場合は

脱力感や倦怠感、目まい、頭痛、口渇、食欲不振などといった夏バテ症状が見られます。

 

消化機能を司る内臓は東洋医学では脾胃であると考えています。

熱中症の本体は脾胃の弱りによる元気不足と考えます。

 

 

 

□熱中症対策と東洋医学の考え

 

猛暑の中で、どうやって健康を保ち快適に夏を過ごすか。

熱中症の原因となる脾胃の弱りを予防し、改善するようにすればいいわけです。

 

脾胃つまり胃腸を弱らせないよう暴飲暴食を避け、

ストレスとなる面倒なことは考えず、

午後の暑さの厳しい時は小時間睡眠をとり、夜は早めに寝て睡眠を十分とる。

冷たいものを飲み過ぎたり食べ過ぎたりしない。

 

常識的なことばかりですが、

見落としやすい重要なポイントです。

 

 

 

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